家の購入にあたり、住宅ローンを組まず一括購入を検討していませんか?
「貯金をたくさんして、一括で買おう!」と思っている人もいるでしょう。
しかし、住宅ローンを組まずに家を購入すると、メリットだけでなくデメリットも生じます。
この記事では一括購入することをテーマに、メリットや注意点、購入の流れをお伝えするので、マイホームの購入を検討中の人はぜひご覧ください。
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弊社へのお問い合わせはこちら住宅ローンを組まず家を一括購入するメリット
まずは住宅ローンを組まずに家を一括購入するメリットを見ていきましょう。
審査が不要
住宅ローンを組んで家を購入する場合、銀行などから融資を受けるため審査を申し込むのが一般的です。
勤務先や年収、勤続年数や貯金額などさまざまな情報を提出し、融資を受けられるか審査します。
属性が悪かったり信用情報に傷があったりすると、否決や減額になる恐れがあるので、住宅ローンの審査は慎重におこなわなくてはなりません。
否決された金融機関にもう1度審査を申し込んでも、同じ結果になることがあるので注意が必要です。
また住宅ローンの審査は、一般的に事前申し込みと本審査をおこないます。
2度の審査を経て最終的な結果が出るまで、長い場合は4週間くらいかかるので、引き渡しまで時間がかかることもあるでしょう。
しかし一括購入なら審査は不要なのがメリットです。
勤務先や年収と言った個人情報を伝える必要もありませんし、引き渡しまでの時間も短縮できます。
そのため住宅ローンの審査に不安がある人や早く家がほしい人は、一括購入を検討するといいでしょう。
金利がかからない
一括購入のメリットとして、金利を払わなくて済むという点も挙げられます。
住宅ローンを組む場合は、家の代金と一緒に金利も支払わなければなりません。
近年は低金利が続いていますが、何十年と支払っていく住宅ローンの場合、総額で見ると大きな金額です。
一括購入なら金利の支払いがないので、そのぶんお得に家を購入でき、引っ越し代や家具代などに充てられます。
借り入れ金額が増えるほど金利もたくさん支払うことになるので、高額な家を購入する場合は注意してください。
団体信用生命保険の保険料も不要
団体信用生命保険とは、契約者に万が一のことがあったとき、住宅ローンの返済が免除されるものです。
住宅ローンを利用する際、団体信用生命保険への加入を義務付けている金融機関もあり、契約者は保険料を負担しなければなりません。
一括購入なら団体信用生命保険に加入する必要がないので、保険料の支払いも不要です。
契約後すぐに家を引き渡してもらえる
建て売りや分譲住宅などすでに完成している場合、一括購入なら契約後すぐに家を引き渡してもらえるかもしれません。
売買契約後は決済などさまざまな手続きが必要ですが、住宅ローンに関するものは不要なので、すぐに家を手に入れられるのがメリットです。
引き渡しの日程が明確にわかれば、今まで住んでいた賃貸を計画的に退去でき、余分な家賃を支払うことなく新居へ引っ越せるでしょう。
住宅ローンを組まずに家を一括購入する注意点
住宅ローンを組まずに家を一括購入する際、どのような注意点に気を付ければいいのでしょうか?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
住宅ローン控除の対象外
一括購入の注意点としてまず挙げられるのが、住宅ローン控除の対象外になるという点です。
住宅ローンを組んで家を購入した人を対象にした制度で、年末の残高に応じて1%の税金が還付されます。
購入後10年間利用できるので、税金負担を大きく軽減することが可能です。
しかし、一括購入すると住宅ローン控除の対象外になり、税金が還付されません。
住宅ローンを組むことで受けられる恩恵が適用されないことを、注意点としておさえておきましょう。
手持ちの現金が減ってしまう
一括購入の際の注意点として、手持ちの現金が減ってしまうと言う点も挙げられます。
家は洋服や食べ物などと違い、購入するためには何千万円という大金が必要です。
そのため一括購入すると何千万円がなくなってしまいます。
家を購入したあとは、引っ越し代や各種税金などさまざまなお金がかかるので、ある程度手元に残しておかなければなりません。
またメンテナンスや修繕費も捻出しなければならず、維持費もかかります。
そのため一括購入する際は家の代金だけでなく、購入後にどのくらいのお金がかかるのか、資金計画を入念に立ててください。
税務署から問い合わせが入る
家を一括購入して大きなお金が動くと、税務調査が入ることがあります。
どのように資金を調達したのか、贈与ではないかなど、具体的なお金の流れを聞かれるかもしれません。
しかし不正に手に入れたお金でないことをしっかり証明できれば大丈夫なので、正直に説明しましょう。
火災保険への加入を忘れてしまう
火災保険への加入を忘れがちになるのも注意点の1つです。
住宅ローンを組む場合、融資の条件として火災保険へ加入します。
一括購入すると加入が必須ではないので、「完全に忘れていた!」と言うケースもめずらしくありません。
任意なので必ずしも加入する必要がありませんが、万が一の時のためにも入っておくと安心です。
一括購入で家を購入する流れ
最後に一括購入で家を購入する流れを、住宅ローンを使う場合の流れとともに見ていきます。
申し込み
気に入った家が見つかった時点で、不動産会社に申し込みします。
不動産購入申込書に記載し、値引きの交渉もこのタイミングでおこなうのが一般的です。
住宅ローンを利用する場合は事前審査を申し込みます。
売買契約と重要事項説明
金額に折り合いが付いた時点で不動産会社と売買契約を締結し、重要事項説明を受けます。
住宅ローンを利用する場合、売買契約と重要事項説明を受けたあと、本審査と金融機関との契約である金銭消費貸借契約を結びます。
手付け金の支払い
売買代金の1部と手付け金として支払います。
売買代金の残りを支払う
そのあと売買代金の残りを支払います。
住宅ローンを利用する場合は融資の実行をおこなったあと、残金を支払うのが一般的です。
合わせて所有権を不動産会社から買い主に移したり、登記したりします。
引き渡しと鍵の受け渡し
残金の支払いが終わったら、引き渡しと鍵の受け渡しをおこないます。
引っ越し日の決定
引き渡しが終わったあとは、引っ越し日を決めます。
今住んでいる賃貸の退去日は、引き渡しと鍵の受け渡しが終わった時点で決めるのが一般的です。
このように家を一括購入する場合と住宅ローンで購入する場合、引き渡しまでの流れが大きく異なります。
一括購入の方が手間がかからず、スムーズに引っ越しできるのがメリットです。
住宅ローンを利用する場合、さまざまな手続きをおこなうために、不動産会社や金融機関、司法書士などとスケジュールを合わせなくてはなりません。
とくに金融機関は土曜日や日曜日、祝日が休みになり、平日も15時までの手続きをお願いされます。
平日の夕方しか時間を取れない人も多いので、予定を組むのがむずかしいでしょう。
そろえる書類も増えるので、一括購入に比べると時間も労力もかかります。
余計な手間を省きながら家を購入したい人は、一括購入が向いているかもしれません。
まとめ
この記事では家を一括購入することにスポットを当て、メリットや注意点、購入の流れをお伝えしました。
さまざまなメリットが生じる一括購入ですが、その反面デメリットや注意点も生じます。
長い目で見てどちらがいいのか、よく考えたうえで決断するのが得策です。
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